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ヘルペス結膜炎の原因と症状

2019年11月14日

ヘルペスウイルスは、水ぶくれになっている部分を触ってしまい、さらにその手で目を触ってしまうと単純ヘルペス角結膜炎を引き起こすことがあります。この単純ヘルペス角結膜炎というのは、ヘルペスウイルスによって引き起こされる結膜炎で、アレルギー性結膜炎の次に発症する人が多い炎症です。特に子供の場合初めてヘルペスに感染する部分が目であることが多く、比較的子供に感染することが多いです。ヘルペスが原因の場合は両目に起こることは少なく、片側の結膜の部分が充血し、なみだ目になったり目ヤニが出たりし、目がゴロゴロとするといった痛みも出てきます。

ヘルペスウイルスだけでなくウイルスが原因になるものにははやり目と言われる流行性結膜炎や咽頭結膜熱とも言われるプール熱、コクサッキーウイルスが原因の急性出血性結膜炎などがあります。はやり目は、やはりヘルペスに感染した時のように目ヤニや涙が多く出て目の痛みが起こることがあります。かゆみは全くないのですが顎の下にあるリンパ節が腫れてしまうこともあり、最初は片目だけでも数日たつともう片方の目にも症状が起こってくるのが特徴です。

集団感染がしやすいのがプール熱です。プールという名前はついているものの1年を通じて感染することがあり、主に流行するのは7月から8月にかけてです。アデノウイルスと呼ばれるものに感染することで起こりますが、咳やくしゃみといった飛沫感染やタオルの共有などの接触感染によって広がり、プールの水を介して広がってしまうことも多く。プールの水は塩素が含まれているのですがウイルスはプールの塩素濃度では除去することはできません。そのため集団感染を引き起こしてしまうのです。他のウイルスは目が赤くなる、かゆいといった症状が出ますが、プール熱の場合はこのような症状が出るのはまれであり、主な症状には高熱やのどの痛み、目の充血があります。

それぞれの結膜炎は治療をしないといつまでも目ヤニが治まらないので抗ウイルス薬を点眼することが多いです。さらにヘルペスが原因の場合は抗ウイルス薬の内服や静脈への投与ということを行い、できるだけ早くに単純ヘルペス角結膜炎の治療をしなくてはなりません。早めに治療を開始しないで様子を見ているうちにどんどん悪化していき、再発を繰り返してしまうと最悪の場合は失明をしてしまうこともあります。目のかゆみや眼痛、目ヤニが多く出るといったことが起こったら眼科を受診し抗ウイルス薬の治療を開始しましょう。