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性器ヘルペスは他部位に感染する事はあるのか

2019年12月30日

性器ヘルペスは主に性器の部分に水疱や発疹、潰瘍ができる症状で、一回感染してしまうと完治することはありません。神経の部分にウイルスは潜んでおり、ストレスや環境の変化によって再発をしてしまいます。

性器ヘルペスの原因である単純ヘルペスウイルスは本来約7割の人は無症状となるのですが、初めて感染しさらに症状が出た場合、重症化することが多いです。男性の好発部位は亀頭や陰茎体部であり、女性の好発部位は外陰部や膣です。女性はさらに子宮頚管や膀胱にまで進んでしまうことがあります。

性器ヘルペスは初期症状がひどく発熱や高熱、ちりちりとした痛みが起こりやすいのですが、再発をした場合初めて感染した時よりも症状は軽く、自分でも何となくおかしいと感じるだけで再発しているとは思わないことがあります。再発に気が付かず患部を触ってしまったり、かゆいからと言ってこすったりしてしまうと手にウイルスが付着し、手で触れたものが感染してしまうケースは多いです。

このように手を介して感染する場合、角膜や口腔、唇のまわりなどの顔面に出やすくなります。角膜の場合は再発を繰り返してしまうと角膜移植を行わなくてはなりませんし、口腔や口のまわりなどの顔面の場合は、1週間程度唇が腫れることがあるので、見た目にも悪くなってしまうこともあります。

そして性器ヘルペスの怖いところは、ウイルスが血管にのって脳まで運ばれてしまうことです。脳にウイルスが運ばれてしまうとヘルペス脳炎を起こし、成人であっても意識障害や幻覚といった症状が起こりますし、突然けいれんを起こし、命に影響が及ぶことが多いです。そして治ったとしても後遺症が残り、その後の生活に影響が出てくるようになります。

さらに妊娠している女性が感染している場合は、赤ちゃんが産道を通ってくる間に感染をしてしまいヘルペス脳炎を発症してしまうことがあります。新生児の場合ヘルペス脳炎に感染すると生存する確率は大変低くなりますので、注意しなくてはならないのです。

このように性器の部分に現れたとしても接触や飛沫物によって、体の様々な部分に感染してしまうことが多いです。特に再発の場合は症状が軽いことから知らない間に子供やパートナーにうつしてしまうこともあります。タオルや食器といった身近なものからも感染してしまうことがあるので、症状が出ている時はタオルを別にする、入浴は一緒にしないなど工夫が必要になってきます。