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男女別の性器ヘルペスの症状

2020年04月26日

性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルスによるもので、男女を問わず感染し、そして再発します。ですが症状の出方は男性と女性とでは大きく異なり、女性のほうが悪化することがあります。

男性の場合、亀頭部分や包皮の部分、大腿部や直腸の粘膜、肛門周辺で水ぶくれとともに赤い発疹が出現します。だいたい2日から10日ほどの潜伏期間を経て症状が出てきて、3日後にはその水ぶくれが破れ潰瘍を作るようになります。特に初めて感染した場合は症状が重くなることが多く、まれに尿道を通じて痛みを伴い、全身に倦怠感を覚えたり鼠経リンパ節が腫れたりすることもあります。男性は亀頭や包皮の部分に水ぶくれが出やすいのですがあまり排尿痛を感じることは多くありません。再発であると特に痛みはなく、ただ単に水泡ができている、と感じるだけで終わってしまうことも多いです。そのため、自分が性器ヘルペスを再発していると知らないうちに感染を拡大させてしまうのは男性のほうが多い傾向にあります。

女性が性器ヘルペスに感染した場合、ウイルスに触れてから約5日ほどで外陰部に痛みやかゆみを感じるようになります。そのうちに外陰部が傷みだし、歩くのも困難になりやがて排尿痛を起こすことが多くなります。ひどい場合には入院治療を行わなくてはなりません。

外陰部にヘルペスの症状が出た場合、広範囲に皮がむけたような潰瘍が多数できてしまいます。さらにひどくなると鼠径部のリンパ節が腫れ、頭痛や発熱、全身の倦怠感が起こるようになります。子宮頚部に症状がでることもあるなど、女性のほうが危険な状態になることが多く、ウイルスが髄膜に入って髄膜炎を起こしたり、尿道に侵入して膀胱炎を引き起こしたりと、ヘルペスウイルスそのものの症状と二次感染の症状とが混在することもあります。

最も注意しなくてはならないのが、女性の場合ヘルペスに感染すると子宮頚部にがんが生じたり、流産や未熟児分娩になったりすることがあり、感染している状態で出産をすると産道を通じて新生児にもヘルペスウイルスを感染させてしまうことがあります。新生児がヘルペスに感染した場合ヘルペス脳炎を引き起こすことがあり、最悪の場合命に関わる状態になってしまうのです。ですので、女性のほうが一般的に重いことが多いので、定期的に子宮頚部を調べたり、妊娠する予定の人はウイルスがどのような状態になっているのかを検査したりすること、そしてパートナーとの関係が大切となります。